2019-01-01から1年間の記事一覧
水について、 「水ほどありふれたものはない。しかし、水ほど不思議なものはない」 とよく言われます。その不思議さについて、 既に触れてきたことを含めていくつかお話しします。 まず、固体の氷が液体の水に浮かぶということです。 氷が水に浮かぶというこ…
今回は、温泉水についてのお話しの続きをしたいと思います。 日本の温泉法では、泉源で採取されたときの水温が25℃以上であれば、 それだけで温泉と言えるし、もし25℃に達していなくても 特定の成分が規定量以上含まれていれば、温泉と定義されることになって…
今回は温泉水についてお話ししたいと思います。 陸地に降った雨の一部はすぐに蒸発しますが、大部分は流水となって海に注ぎ、 また、一部は地中に浸みこんで地下水となります。 火山地帯では地下数キロメートルないし十数キロメートルという、 比較的浅いと…
今回は、前回に引き続き硬水と軟水についてお話しします。 水道水が硬水になるのか、軟水になるのかは、その土地の地質に大きく影響されます。 ヨーロッパや中国の一部地域では、炭酸カルシウムを主成分とする石灰岩地層が広がっています。 つまり、これらの…
今回は、「硬水と軟水」についてお伝えします。 水道水の水質は、国や地域により大きく異なります。 そのなかに含まれる成分、例えば、ナトリウムイオン、カルシウムイオン、 マグネシウムイオンなどの量は、地域によって異なるからです。 ヨーロッパ諸国の…
今回も、前回に引き続き生命を維持するための水についてお話しします。 人間は、食べ物を摂らなくても数日間は何とか生きられます。 しかし、水を切らしただけで脱水症状が起きて、死んでしまいます。 人間は体内の水分のうち、2%が失われると喉に渇きを覚え…
地球規模での水循環で述べたように、私たちの体内でも水の循環が行われています。 今回は、体の中で循環し、生命を維持するための水についてお伝えしたいと思います。 私たちの体を構成している物質のなかで最も多いのは水です。 乳児では体重の約80%、子供…
前回に引き続き、日本における水の状況についてお伝えします。 日本が水に恵まれない理由のふたつめは、日本の気候です。 日本では、梅雨時と台風のときに集中的に雨が降ります。 実際、名古屋では6月、7月、9月の3ヶ月間で年間の約40%の雨が降ります…
「湯水のように使う」ということわざが日本にあります。 このことわざは、アラブの国にもあるのですが、その意味は日本とは正反対です。 つまり、湯水のように「大事に」使うというのがアラブの国での意味です。 砂漠に住む人にとって水は貴重品なのです。 …
私たちの体内でも、水循環が行われています。 老廃物を体外へ排出することで、私たちの健康は保たれています。 地球の場合、水に含まれる有害物は必ず処理されなければなりません。 処理しなければ、有害物は溜まる一方で、地球の環境は悪化します。 46億年…
今回は、地球規模での水の循環というテーマでお話しします。 海、湖、河川をはじめ、地面や動植物の表面から蒸発した水蒸気は、 やがて雲となり、雨や雪となって地表に戻ります。 その水は川となって海に注いだり、地面に浸透して植物に吸われたり、 地下水…
今回は、前回に引き続き、地球上に存在している水についてお話ししたいと思います。 誕生したばかりの地球の表面温度は非常に高かったため、 海はなかったと考えられています。 やがて、地球の表面が冷えて、雨が降るようになりました。 降った雨は溜まって…
今回は、地球上に存在している水についてお話ししたいと思います。 地球が誕生して、約46億年が経ちました。 地球表面の3分の2は海で覆われていて、海の深さは平均3800mにもなります。 そして、海水を含め、地球上にある水の総量は約13億8000万km3あります。…
濃縮水を輸送するときは、検疫を受ける必要があります。 そこで、もっと簡便な方法がないものかと考え、 現地のボトルウオーターを使ってコイの飼育ができないか検討しました。 大量のボトルウオーターでコイを飼育しようというものです。 ボトルウオーター…