「水のコトブキ」壽化工機ブログ

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2019-01-01から1年間の記事一覧

水は異なもの粋なもの 23回「水の物理的性質(1)」

水について、 「水ほどありふれたものはない。しかし、水ほど不思議なものはない」 とよく言われます。その不思議さについて、 既に触れてきたことを含めていくつかお話しします。 まず、固体の氷が液体の水に浮かぶということです。 氷が水に浮かぶというこ…

「水は異なもの味なもの」第22回 温泉水(2)

今回は、温泉水についてのお話しの続きをしたいと思います。 日本の温泉法では、泉源で採取されたときの水温が25℃以上であれば、 それだけで温泉と言えるし、もし25℃に達していなくても 特定の成分が規定量以上含まれていれば、温泉と定義されることになって…

「水は異なもの味なもの」第21回 温泉水

今回は温泉水についてお話ししたいと思います。 陸地に降った雨の一部はすぐに蒸発しますが、大部分は流水となって海に注ぎ、 また、一部は地中に浸みこんで地下水となります。 火山地帯では地下数キロメートルないし十数キロメートルという、 比較的浅いと…

「水は異なもの味なもの」第20回 硬水と軟水

今回は、前回に引き続き硬水と軟水についてお話しします。 水道水が硬水になるのか、軟水になるのかは、その土地の地質に大きく影響されます。 ヨーロッパや中国の一部地域では、炭酸カルシウムを主成分とする石灰岩地層が広がっています。 つまり、これらの…

「水は異なもの味なもの」 第19回 硬水と軟水

今回は、「硬水と軟水」についてお伝えします。 水道水の水質は、国や地域により大きく異なります。 そのなかに含まれる成分、例えば、ナトリウムイオン、カルシウムイオン、 マグネシウムイオンなどの量は、地域によって異なるからです。 ヨーロッパ諸国の…

「水は異なもの味なもの」第18回 生命を維持する水(2)

今回も、前回に引き続き生命を維持するための水についてお話しします。 人間は、食べ物を摂らなくても数日間は何とか生きられます。 しかし、水を切らしただけで脱水症状が起きて、死んでしまいます。 人間は体内の水分のうち、2%が失われると喉に渇きを覚え…

「水は異なもの味なもの」第17回 生命を維持する水(1)

地球規模での水循環で述べたように、私たちの体内でも水の循環が行われています。 今回は、体の中で循環し、生命を維持するための水についてお伝えしたいと思います。 私たちの体を構成している物質のなかで最も多いのは水です。 乳児では体重の約80%、子供…

「水は異なもの味なもの」第16回 日本における水の状況 日本の気候と水

前回に引き続き、日本における水の状況についてお伝えします。 日本が水に恵まれない理由のふたつめは、日本の気候です。 日本では、梅雨時と台風のときに集中的に雨が降ります。 実際、名古屋では6月、7月、9月の3ヶ月間で年間の約40%の雨が降ります…

「水は異なもの味なもの」第15回 日本における水の状況 日本の地形と水

「湯水のように使う」ということわざが日本にあります。 このことわざは、アラブの国にもあるのですが、その意味は日本とは正反対です。 つまり、湯水のように「大事に」使うというのがアラブの国での意味です。 砂漠に住む人にとって水は貴重品なのです。 …

「水は異なもの味なもの」第14回 地球規模での水の循環(2)

私たちの体内でも、水循環が行われています。 老廃物を体外へ排出することで、私たちの健康は保たれています。 地球の場合、水に含まれる有害物は必ず処理されなければなりません。 処理しなければ、有害物は溜まる一方で、地球の環境は悪化します。 46億年…

「水は異なもの味なもの」第13回 地球規模での水の循環(1)

今回は、地球規模での水の循環というテーマでお話しします。 海、湖、河川をはじめ、地面や動植物の表面から蒸発した水蒸気は、 やがて雲となり、雨や雪となって地表に戻ります。 その水は川となって海に注いだり、地面に浸透して植物に吸われたり、 地下水…

「水は異なもの味なもの」第12回 地球上に存在する水(2)

今回は、前回に引き続き、地球上に存在している水についてお話ししたいと思います。 誕生したばかりの地球の表面温度は非常に高かったため、 海はなかったと考えられています。 やがて、地球の表面が冷えて、雨が降るようになりました。 降った雨は溜まって…

水は異なもの味なもの」第11回 地球上に存在する水(1)

今回は、地球上に存在している水についてお話ししたいと思います。 地球が誕生して、約46億年が経ちました。 地球表面の3分の2は海で覆われていて、海の深さは平均3800mにもなります。 そして、海水を含め、地球上にある水の総量は約13億8000万km3あります。…

「水は異なもの味なもの」第10回 宇宙に行ったコイ(3)

濃縮水を輸送するときは、検疫を受ける必要があります。 そこで、もっと簡便な方法がないものかと考え、 現地のボトルウオーターを使ってコイの飼育ができないか検討しました。 大量のボトルウオーターでコイを飼育しようというものです。 ボトルウオーター…