「水は異なもの味なもの」第22回 温泉水(2)
今回は、温泉水についてのお話しの続きをしたいと思います。
日本の温泉法では、泉源で採取されたときの水温が25℃以上であれば、
それだけで温泉と言えるし、もし25℃に達していなくても
特定の成分が規定量以上含まれていれば、温泉と定義されることになっています。
したがって、例えば同じ16℃であっても、温泉水と普通の井戸水との違いは、
特定の成分が規定量以上含まれていれば温泉、
そうでなければ単なる井戸水ということになります。もっとも、25℃未満のときは、
冷鉱泉と呼ぶことがあります。
水1kg、すなわち1L中に溶存物質が1000mg以上とか、メタホウ酸5mg以上など、
19種類のうちの一つが規定量以上あれば温泉と定義されます。
このうち、溶存物質というのは、カルシウムイオン、ナトリウムイオン、
カリウムイオン、塩化物イオンなどといったもので、普通の水には1L中に50~500mgくらい溶けています。
温泉では、よい景色を眺め、おいしいものを食べ、あたたかな温泉に浸かって
ゆったり、のんびりすることによって肉体的疲労がとれ、ゆとりのある時間を過ごせます。
温泉についてさまざまなことを述べましたが、これが温泉の一番の効能なのかもしれません。
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